貯金2000万円あっても、「老後2000万円問題」は解決しない!?

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「老後2000万円問題」とは?

そもそも、「老後2000万円問題」とは、人生100年時代になって、少子高齢化の問題もあって、年金だけでは老後の生活費が不足してしまうということからスタートしています。

足りない老後資金の金額はいくら

ゆとりある老後生活に不足してしまう金額は、「平均」月5万5000円ということです。

それを老後30年間として計算すると、5万5000円×12か月×30年=1980万円(≒2000万円)となります。

貯金2000万円あれば問題なし?

老後資金として2000万円不足してしまうというのであれば、貯金が2000万円あれば問題ないのではないかと思ってしまいますが、実際そうではありません。

なぜなら、「老後2000万円問題」の本質を見なければならないからです。

ここに注目
老後2000万円問題の本質
  • 不足してしまう5万5000円というのは、あくまでも「平均」なので、それぞれ計算する必要がある。もらえる年金の金額は、人それぞれだから
  • 比較的に高額になってしまう「介護費用」を見込んでいない
  • マネープランを作成して「見える化」して、それぞれ問題に対処していく必要がある

介護費用はどのくらい?

老後30年で、ピンピンコロリと人生を終えるのは難しいですから、最後の数年、人によっては5年~10年も介護が必要となってきます。

介護期間の平均は、5年間

介護期間の平均は、5年間になるそうです。 もし、老人ホームに入るとしたら、入居一時金1000万円、毎月25万円を計上することになります。 入居一時金がないところもありますが、その分月額費用が高くなる傾向があります。 なので、「介護費用だけでも2500万円」くらいは準備しておくのが無難ということになります。

老後2000万円問題の解決方法

マネープラン作成で「見える化」すること

単に、「老後2000万円問題」ということから老後資金の問題はすべて見えてこないかもしれません。

でも、「人生100年時代のマネープラン」を作成することによって、すべて「見える化」することができます。 そして、「見える化」することが出来るだけでなく、確実に将来資産を増やすことができます。

「あまり将来のことは考えたくない」と現実逃避してしまいがちですが、将来は思っている以上のスピードで来ます。ただ、「老後2000万円問題は、2000万円あっても解決しない」ということを知っておく必要はあります。