子どもが生まれたら、学資保険に入らなければならないって思い込んでいませんか?
そして、どの学資保険がいいのか、ファイナンシャルプランナーに相談したり、ネットで保険比較を一生懸命してしまっていませんか?
もし、そうだとしたら、この記事を参考にしてみてくださいね。
学資保険を絶対に選んではいけない理由とその根拠について、お伝えしたいと思います。
学資保険を選んではいけない理由は、金利が低すぎるから
子どもが生まれたら、将来的に必要となってくる「教育費」が心配になります。
そこで、自然と学資保険に入らなければ、となってくるわけですが、その流れは30年以上も昔の話です。
この超低金利の時代において、多くの人は学資保険をどのように探しているのでしょうか。
もしかして、こんな感じではないですか?
- この学資保険は100万円の積み立てをしても、101万円にしかならない
- この学資保険は100万円の積み立てをしても、99万円にしかならない
- この学資保険は100万円の積み立てをすると、110万円になる
よくある話ですが、「100万円が110万円になるから、この学資保険が良い」となってしまいます。
でも、110万円になって給付されるまで何年かかりますか?
早くて15年、通常は20~22年とかになっていませんか?
貯蓄、資産形成を考えていく上で、「時間」や「金利」は非常に重要です。
もちろん、100万円が110万円に増えるので、それだけでいいという意見もあると思います。
しかしながら、インフレで物価上昇となっている今、「お金の価値」も考えていかなくてはなりません。
これが、学資保険のインフレリスクです。
インフレ、物価上昇はいつまで続くのか?
ガソリン価格や電気代だけでなく、食料品も値上がりしています。
この物価上昇はいつまで続くのでしょうか。
将来のことは分かりませんが、あと10年は0.5~1.0%上がっていくという話もあります。
もし、そうだとすると、100万円の価値が今後10年で、90~95万円になってしまうことに。
先ほどの学資保険でいうと、100万円が110万円に増えたとしても、物価上昇によって、100万円で買えたものが110万円になっていたとすれば、どうでしょうか?
学資保険は、低金利で長期間であることから、インフレに弱いという特徴があります。
まとめ
子どもが生まれたら、将来の教育費が心配になるのは誰でも同じだと思います。
でも、そこで考えるのは「学資保険」ではなく「ライフプラン」です。
今後のキャッシュフローを作成してみて、10~15年間の教育費のための資産形成を行うのが良いと言えます。
これまで、ライフプランを作成したことがない人は、是非一度トライしてみてくださいね。
10年ほど前の私は、将来のことなんて分からないからライフプランを作成しても無意味だと思っていました(笑)
しかし、ファイナンシャルプランナーとして様々な経験を積んでいくうちに、このように考えが変わりました。
将来のことなんて分からないからライフプランを作成する必要があると。
そして、ライフプランを更新していく作業がとても大切なことだと。